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どつぼ列車 タラコトドラマ ②

★①は5/23日の日記を再編集してお送りしています。どうぞご覧ください。
不定期連載 タラコトドラマ ②
タイミング
「お待ちしてしていました。」高松運転所所長室。所長さんをはじめ、助役さんらそうそうたる重役さんが揃っていた。
「第4弾の時期はまだ決めてませんが、ヨンナナタラコ(キハ47形朱色に塗られた国鉄色のこと)とコトラ(清流しまんと号という貨車改造のトロッコ)を繋げて大歩危にと思っています。」と企画書を出す坪内。
窓には雪が舞っていた。
「コトラですか・・・」所長の顔が一瞬曇る。理由は分かっていた。
現在このトロッコは、高松から約300キロ離れた宇和島に常駐している。このために持ってくるとなると、往復600キロさらに自走不能の車両であるため何かしらの牽引役が必要でその回送となると、およそ1200キロにも及ぶ大移動を強いられるわけで、どつぼ列車のためにわざわざというわけにはいかない。
だが、坪内にはある情報が
「夏ごろに点検で持ってくることがありますか。」
何処で聞いてきたんだという顔をする所長。
「トロッコのコトラは一応点検と二軸車の研修で高松に持って来ようと思ってますが、まだ具体的なことは決めてませんから、ひょっとしたら秋以降になるかも知れません。」
秋以降… 坪内は焦っていた。
「この企画は、なるだけ早目が良いのでよろしくお願いします。折角のタラコの貴重さが日が経つにつれて失う可能性があります。現在JR西日本さんでイメージカラーの一新で電車は黄色一色に気動車はなんとタラコ色に変更ということで、すでに吉備線のキハ47形が塗り変わっていてこのままで行くと早いペースでタラコ色が増殖していくのではと心配しています。しまんとトロッコは6月の運転がいつもだとないですから、タイミング的にはいいのですが、(中略) 出来れば第2週がいいのですが。」
「第2週というと13日ですか。またなぜ。」
「企画書にもありますが、コトラという貨車トロッコに乗せたい猫がいまして、駅長さんの猫です。」
「いつも乗っていただいている岡山の猫駅長さんですね。タマでしたっけ。」
エーここでも和歌山電鉄の「たま」駅長は有名であるが、ココの場合は「片上鉄道のたま」と認識されてしまっている。これは誤解を解いておかなければ…
「えー コトラといいます。清流しまんと号と同じ名前がついています。で第二週の13日というには二つ理由があります。一つはおそらくメインとなる車両のコトラと駅長猫のコトラのスケジュールが共に合いやすいということ。二つ目はこの時期がちょうど梅雨の中休みに入っているのではという点です。梅雨時期はどうしても鉄道イベントはその天候ゆえに避けがちです。私は逆にそこをあえて狙いました。」
しきりにメモを取る運転所の方々。どうやらこの段階で気がついたようだ
「コトラ駅長がコトラに乗る訳ですね。なるほど。」一気に場が和んだ。
その後、車両担当さんの見解を聞き、車両の段取りを確認した上で、返事することで約3時間に及ぶ会議は落ち着き、所長さんの
「ご要望にお応えできるようになるだけのことはします。」今回も力強い言葉を頂いた。

その一ヶ月半後。本格実施にゴーがでることとなる。
6月13日 高松~大歩危 徳島区のキハ47 114 1086の2両と高松区コトラでの団体臨時列車の運行オーケイです。この段階から坪内には壮絶な準備が待ち構えていた。
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